時代を”再”解釈する時

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帝です。

「Shangri-La」開設時に
投稿した記事から
月日は流れおよそ一年が経過しました。

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僕が日頃よりお世話になっている
遊戯王の集い”かもめ亭”。
過去の記事でも紹介していましたが、
毎回刺激的な遊戯王を提供してくれる
当イベントでは2017年に新たな企画が
用意されました。

▼2011年3月制限構築戦▼

ゲートボールという名称で支持を得た
この遊戯王の遊び方。
一時的なもので終わらせる事なく、
“かもめ亭”では2016年の1年間を費やして
洗練された独自ルールの下、
個人戦・チーム戦を繰り返し
開催されてきました。

そして、このゲートボールも転機を迎えます。

そう。
プレイする制限が変更となりました。
昔の制限で遊んでいながら
変な表現となってしまいますが、
ゲートボールも「制限改訂」を迎えた
と言えるでしょう。

ゲートボールは、”新”環境へ。

新たに選ばれた環境は、11年3月。
12年9月と同じく多様なデッキが活躍した、
お祭り騒ぎなシーズンです。

▼遊び方▼

さて、本題に入る前に一度
「おさらい」をしておきましょう。

“かもめ亭”におけるゲートボールには
次の様なルールが適用され続けています。

●カード以外は現行ルールを適用●
過去の遊戯王で言えば、現在と異なり
次の様な特徴がありました。
・先攻ドローがある
・フィールド魔法は両者含め1枚
などなど。
参加者と運営相互のルール確認を
同じくするために、
「カード以外は普通の遊戯王」
とし、使うカードは古い時代に活躍
したものであっても、適用される
ルールは新しい内容、としました。

しかしながら、1つだけ、
2016年時点では想定さえできなかった事態が
遊戯王に発生します。

遊戯王のファンである読者の方なら
お気付きかと思います。
リンク召喚導入に伴う、
「新マスタールール」の施行です。

デコード・トーカー

特に大きな点は、「エクストラ
モンスターゾーン」の新設。
エクストラデッキから現れるカードの
配置場所について指定が入り、
必ずしも「常に現行」とルールを
謳う事が難しくなってしまいました。

そこで現在は、
●マスタールール3を適用●
●カードの裁定は現行ルールを適用●
と表現させて頂いております。

ライトロード・ハンター ライコウ

例えば、「ライトロード・ハンター ライコウ」は
「スターダスト・ドラゴン」に阻害される事なく
カードを破壊する事ができるようになりました。

そのカードが活躍した時期は過去であっても、
裁定が新しい事で、刺激的な遊戯王を
体験する事ができます。

急速なルール整備によって、カードが再録される際
難解なルールや最新カードのデザイン傾向に
沿わないカードに関しては改訂が施されているのが
最近の遊戯王の特徴です。
これにより、定められたカードプールの中でも
カードの使い方
カード1枚1枚の評価
プレイの手順
など、比較的広範囲に影響を与えます。

“かもめ亭”でのゲートボールは、
ただの懐古主義に走った遊びではない理由は
こうした独自ルールによる工夫があるためです。

●11年8月31日までに発売されたカードが使用可●

12年9月の場合、【征竜】が含まれ
メタゲームが一色になってしまう恐れ
があったためカードプールから
取り除かれていましたが、11年3月では
次の制限施行日である9月1日よりも前に
発売されたカードは全て使用可能です。

当時では遅れて評価された、
「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」
「No.11 ビッグ・アイ」
「No.30 破滅のアシッド・ゴーレム」
なども使用可能です。

さて、基本的な「おさらい」は以上。

ここからは、12年9月と比較しながら、
11年3月制限ゲートボールの
「魅力」
そして
「攻略」
について、
踏み込んだ話をしていきます。

▼そもそもどんな環境だった?▼

という方も多いはず。
実際、11年に遊戯王をプレイして
いない、もしくはトーナメント遊戯王
の経験がなかった、という人は少なからず
いました。

長々話すのも気が引けたので
どうしようか考えていた所、
当時の自分が次の様な記事を
作成していました。

http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/218845171.html
稚拙な文章で恐れ入りますが
当時を振り返る一助となれば幸いです。

▼魅力その1 禁止カードが多い▼

12年9月と比較し、それぞれの
ゲートボールにおいて使用できていた
「17年6月現在の禁止カードの量」
を比較しました。

使用可能な禁止カード

少し実用的でないカードや枚数もありはしますが、
11年3月は段違いに禁止カードが多いです。
まさに禁止カードのオンパレード。

現行の禁止カードは、ゲートボールにおいて
強烈な力を発揮します。
何故か?
それは、使用が禁止されているため
ルールが変わっていない」ためです。
つまり禁止カードは、実際にそれが
使用できていた時と変わらない効果・裁定で
カードを使う事ができるのです。

「ライトロード・ハンター ライコウ」や
「王家の眠る谷-ネクロバレー」の様に、
再録に伴いルールが変わったカード。
そして先攻ドロー廃止などにより、
ゲームバランスの均衡が図られている中、
禁止カードは「ゲームの決定打」となるだけの
パワーをデュエルにて披露してくれます。

それは、特別な理不尽というよりも、
プレイの手順などデュエルの些細な部分に
影響を与え、プレイヤーに逆転劇を
もたらしてくれます。

難解さこそがパズルの面白さを引き立てる様に、
解決すべき課題にどう立ち向かうか
を考える事でデュエルはさらに面白さを
増します。

王宮の弾圧

また、使った事のないカードに触れる事も
一つの面白い経験と言えます。
特に「王宮の弾圧」は実際に使った事のある人は
少なかった模様。

▼魅力その2 バランス調整▼

専門的な話をするなら、11年3月は
先攻が非常に有利でした。

「真六武衆-シエン」はあらゆるコントロール
を否定し高い攻撃力を要求、
「六武の門」による先攻展開
「シューティング・クェーサー・ドラゴン」の成立
は「増殖するG」の無い当時では抑止できる要素が
皆無に近かったと言えます。

しかし、そうしたコンボデッキは
先攻ドロー廃止により当時あった
理不尽な展開を目指す事が困難になり
慎重なプレイが求められるようになります。

真六武衆-シエン

例えば【六武衆】は良例と言えます。
「真六武衆-シエン」を際立って強くするには、
次の条件を余す事なく実現する必要があります。
1)シエンのシンクロ召喚に成功する事
2)シエンの背後に罠を用意する事
3)シエンの後にも場に出せるモンスターを
確保しておく事
当時では6枚のカードによって実現は
比較的容易でした。
しかし、
・チューナー
・非チューナー
・罠
と実質3枚コンボを決めるために
5枚のカードでは成功確率は極めて低い
と言えます。

独自ルールによるバランス調整が
施された事で、あらゆるデッキに
勝利のチャンスが与えられています。

◆攻略ポイント1 罠◆

新ルールによって生まれ変わった11年3月。
ではどのように攻略していくか。

まず、キーワードは「罠」です。
一言に罠と言っても、2種類の考え方を持つ
必要があります。

1)場に置いていく罠

ハリケーン

12年9月との最たる違いは、「大嵐」がなく
「ハリケーン」が存在する事です。
通常魔法さえ「意味のあるブラフ」に変わり
4枚の伏せカードがばしばし置かれるゲームが
頻繁に発生し、楽なゲーム進行は少ないです。

ハリボテの伏せの中に本命が隠れている。
なかなか険しい課題が立ちはだかります。

相手が場に置いたタイミングを見て
本命か否かを見極めたい所です。

2)枚数が異なる
12年9月の時に複数使えたカードの枚数が少ない等、
2016年のかもめ亭ゲートボールと比較し
罠の内容が異なっています。

例えば、
・激流葬
・聖なるバリア-ミラーフォース-
・リビングデッドの呼び声
これらは1枚よりも多い枚数でしたが、
全て11年3月では1枚です。

◆攻略ポイント2 先攻が比較的有利◆

12年9月については、
・大嵐
・暗炎星-ユウシ
といったパワーカードの存在から
後攻が比較的優勢でした。

しかしながら11年3月については、
今の所、先攻が優勢のようです。

理由について考えていきます。
エクシーズが出て間もないシンクロ環境であり
・氷結界の龍 トリシューラ
・TG ワンダー・マジシャン
・真六武衆-シエン
・シューティング・クェーサー・ドラゴン
など、プレイを通すだけで甚大な被害が確定する
モンスターが跋扈しています。
そうした状況を踏まえ「昇天の黒角笛」の様な
12年9月では目にする機会の
少なかった予想し辛い罠まで採用されています。

昇天の黒角笛

先陣を整えようとモンスターを繰り出す過程で
回避が難しい妨害が潜んでいるという事ですね。
そうした罠を踏み越えていくなら、
相手の伏せカードが無い先攻で先に
モンスターを出してしまう、というのが
プレイの一つの定石となっています。

さらに「ハリケーン」は確かに強力ですが、
戦闘など他の動きを含めないとアドバンテージ
には繋がらないという点で「大嵐」とは
威力の方向性が異なります。

これらの事を踏まえながら、
先攻を取りつつ慎重にカードをプレイ
していく必要があります。
無数の伏せカードを前に行うシンクロ召喚は
一方的な損を被るだけで無謀です。

◆どんな人向けの遊び?◆

12年9月と同じく、
・当時遊戯王をプレイしていた人
・当時の遊戯王が好きな人
には是非とも楽しんで頂きたい対戦形式です。

未来融合の効果が当時を再現し辛い点は
本当に申し訳ないんですが…。

昔の顔ぶれを集め同窓会みたいな事をしたい、
って時には面白い遊びかもしれません。

◆最後に◆

マスター・ヒュペリオン

遂に始まった”かもめ亭”ゲートボール第2シーズン。
早速研究も進んできているようで
第二回も楽しみです。

第一回の使用デッキや所感については
別記事に記載予定です。

昔のカードを今のルールで使う。
割と中毒性の高い遊びだと思うので、
また少し遊戯王してみたいけど
最近の遊戯王は分からない、
という時などにぜひ遊んでみてはどうでしょうか。

 

 

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