【デブリジャンクドッペル】(2011年3月制限)

ダンディライオン

帝です。

前回に続いてゲートボールレシピの紹介。
詳細なプレイルールはコチラの記事にて。

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8/26かもめ亭26
墓守代行××
魔轟神〇〇
荒行六武〇〇
暗黒界〇××
予選落ち

10/14新参林
HERO〇〇
スキドレヴァルハラ〇×〇
六武衆×〇〇
スキドレTG××
カラクリ〇××
スキドレTG××
本選一落ち

今回はいわゆる普通の【ジャンド】を使用。
練習期間中は常に別のデッキ使ってましたが、どれも勝率が出せず
結局【ジャンド】に戻ってきました。

■メイン構築■
サイドこそ変わっていましたが、メインは日本代表syeluさんレシピのほぼ完コピ。
テツラジ繋がりで色々聞けたので、やっぱりデッキ作成は相談相手が必要だなと思いました。

▼選考会環境の特異な構築
当時の環境も去る事ながら、まず【六武衆】が意識されその次が
【代行天使】など、結構煮詰まった環境でもあったので
選考会レシピは”選考会でだけ勝つ”特殊な構築になっています。
(六武を見たメイン砂塵ゴーズなど)
しかしながら【ジャンド】の持つ弱点や基本に忠実な構成である事から、
ベースとしてはこれ以上の構築は無いと考え、およそ平均39枚は同じレシピで
使わせて頂いてました。

▼エクストラデッキ
毎回少し工夫してます。いくつか紹介します。

・「ジャンク・ウォリアー」
ジャンク・ウォリアー

かなり好きな1枚で、一般的な【ジャンド】でも採用圏内です。

レベル5シンクロは「TG ハイパー・ライブラリアン」が最も
ステータスが高いのですが、このカードを採用していると
ジャンクドッペルコンボを決めるだけでジャンク1枚で
3100の打点を用意する事ができ、レベル8の最高打点である
3000を越え戦闘での解決力が格段に上がります。
カタストルに負けないのも◎。

・「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」

エンシェント・フェアリー・ドラゴン

罠デッキ環境に大きく推移してしまっているかもめ亭ゲートボール
ですが、動きの遅いデッキ相手にこの30守備がかなり頑丈で
ターンを作ってくれやすいです。

★1チューナーとも相性が良い。

・「シューティング・クェーサー・ドラゴン」
実は抜いて良い一枚です。弾圧環境では全く出ないし
「TG ワーウルフ」1枚でワンキル止まるのが頂けない。

・「虚空海竜リヴァイエール」

クロウケア、スポーアとあわせて好きな植物の回収など
仕事が多いです。自分は無くて負けたという試合が
なかったのであっても無くても良いと考えていますが、

強い【ジャンド】はリヴァイエールを経由して
動いてくるので採用すると良いと思います。

▼闇属性と光属性

・「カオス・ソーサラー」と「ダーク・アームド・ドラゴン」

カオス・ソーサラー
前者を3枚採用し後者が採用されていないのは、プレイの確実性にあります。
確かにダムドは場に出ればリターンは大きい1枚ですが、中盤~後半以降に
墓地が常に闇属性3枚のみになっている事が少なく、安定感の無さが目立ちました。
一方でソーサラーは墓地に光闇が1枚ずつあればプレイする事が出来、
ダムドと異なり中盤~後半では常に強い点が優秀です。

「六尺瓊勾玉」「マスター・ヒュペリオン」など破壊や墓地にある事が
重要な環境において、除外効果がかなり重要なのも追い風。

デッキの性質上、ライブラリアンは即座に消したい宿敵なので
確実に出せるカードを選択しました。

■今後の【ジャンド】を考えるなら■

この高打点罠ビ環境において、【ジャンド】はかなり苦戦を強いられます。
高確率で3敗を喫してしまうデッキなので個人戦優勝は相当厳しいと思っていて
実際当時も使用者は多くとも自力で優勝しているデッキは少ないです。

・「月の書」「エフェクト・ヴェーラー」
強烈なビート環境への移行に伴い壊滅的に弱くなってるカードたちです。
デッキ構成上トリシューラ被弾がまずいデッキでもあるので、
ヴェーラーは採用しても1枚だと思います。

・「ライトロード・マジシャン ライラ」
枚数を増やして良いと思います。
先に置いて相手の伏せカードを牽制していきましょう。

・「リミット・リバース」
ロンファをより強くさせたりライラが増加するとなるとフル投入して
特殊召喚の回数を増やすと良いかと思います。
カードによっては「D.D.クロウ」対策にもなります。

・「盗賊の七つ道具」「トラップ・スタン」の採用

砂塵は「六武衆の結束」を割るためだけに入っていますが、
罠に対しては本命を打ち抜く威力を上げる必要があります。

特に「盗賊の七つ道具」は、「アーカナイト・マジシャン」
「デブリ・ドラゴン」といった有効打に対する「神の警告」
を無視できるので相性は良いです。

■注意事項■

ライトロード・ハンター ライコウ

テキスト変更により話題となっている「ライトロード・ハンター ライコウ」。
裏目が際立つ瞬間が1箇所だけあるので、使用する際は注意です。

それは、先攻1ターン目。
「神秘の代行者 アース」「ガジェット」「TG」といる環境下で
先攻1ターン目のライコウセットは反対に利用される事が多いです。
反転召喚も一切期待できないので、先攻1ターン目は他に選択肢があるなら
可能な限りライコウセットは控える事を推奨します。

■サイドカードの紹介■

・D.D.クロウ
【ジャンド】の採用する「D.D.クロウ」は、対策以外の仕事が多いです。

「ワン・フォー・ワン」により余剰分を処理できるので、
1枚目=墓地対策
2枚目=非チューナーとして活用
と捉えれば、手札に持っていないクロウにも役割を与える事ができます。
また、「ドッペル・ウォリアー」を削る事があるので代わりに補充できる
闇属性としても使いやすい1枚です。

・霊滅術師 カイクウ

霊滅術師 カイクウ
今は全然強いと思っていないのですが、
【ジャンド】では結構役割を与えられるので色々書きます。

1)相手の「D.D.クロウ」対策
2)「連鎖除外」を踏まない攻め手
3)魔法使いである事
4)闇属性である事

1)は、【ジャンド】相手に投入されがちな「D.D.クロウ」の対策となります。
2)について、これは「魔導戦士 ブレイカー」にも同じ事が言えるのですが
可能な限り【ジャンド】のモンスターは、自身または自身に関する能力等で
「連鎖除外」を踏んでしまう事を回避するモンスターを選定したい所です。
そうでないと、ライフを取る速度がどんどん遅くなります。
3)は、「アーカナイト・マジシャン」の素材として。
4)は、「カオス・ソーサラー」の都合です。

カイクウは【代行天使】相手に常軌を逸した強さを発揮しますが、
【TG代行】が支持される現状では、「TG ワンダー・マジシャン」など
「TG ストライカー」絡みの打点越えが存在するので、現状は
期待するほど効果を発揮できません。
【ラヴァル】の「炎塵爆発」をノータイムで阻止したくて採用してました。

・魔導戦士 ブレイカー
「ライオウ」「連鎖除外」を両方対策したい時は一択、ブレイカーです。
「ライトロード・マジシャン ライラ」と異なり寝る事もなく
2戦目以降に懸念しがちな闇属性の欠乏も解消できます。

「ライオウ」相手にぶつけても1対1交換、何なら召喚権も使っていて
勿体ないのでは、と思うかもしれません。
【ジャンド】デッキはターンを跨ぐデッキである事は以前クイックの記事
でも書きましたが、要は時間がかかるデッキのため、速攻デッキを
苦手とします。
この環境で展開スピードを速めるカードは主に「TG ストライカー」と
「サイバー・ドラゴン」で、それらを返しのターンで呼び込まない点で
ブレイカーは優秀です。

「奈落の落とし穴」を絞り出す確率もかなり上げられる1枚なので
ライブラを通したい時などにも一役買ってくれます。

また、場に残ったら残ったで【ジャンド】のメインにほぼ居ない
貴重な★4であるため、展開するルートが増え手札次第で様々な動きに
貢献してくれたりもします。(詳細は状況によるので割愛します)

・砂塵の大竜巻
これを採用してる枚数だけ【六武衆】への勝率に貢献すると考えていて
【ジャンド】を使っている間はほぼ100%の勝率を維持できました。
なお割るのは「六武衆の結束」一択です。
他デッキだと、「王家の眠る谷-ネクロバレー」「王宮の弾圧」も割れます。

「リミット・リバース」を敵ターン中にセットし、自分のターン中に
プレイ回数を増やすという動きは【ジャンド】にしかできない
アクションなので、「砂塵の大竜巻」は結構面白い動きを見せてくれます。

・邪神の大災害
かもめ亭に行くたび1日1度は【スキドレバルバ】を踏むので
採用している一枚なのですが、「強欲で謙虚な壺」が構造上
入らずサーチできないデッキなので枚数を増やすべきでした。
受動的に動いて事故を起こしてるような”偽装の動き”も
【ジャンド】は時々行えるので、その時使えるのも良いと思います。

■最後に■
結構長い期間ジャンクドッペル系のデッキを触りましたが、
他の人の成績を見ても3敗ついてしまってるデッキなので
正直あまり良い選択肢ではないと思ってます。

余談ですが、自分は「ワン・フォー・ワン」の呼び出し先を
全部引いてしまう人間なので向いていないなーとも思いました。

自分は海外版に全く精通していないのですが、当時のデッキを
米版で組むとレアリティが映えるのがジャンクドッペル系らしいので
海外版が好きな人に好まれそうなデッキですね。

以上、何かの参考になれば幸いです。

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